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宮司のいい話

No.147

女性が世の中を変えていく

現在の世の中は男性社会で、男が中心になって世の中を動かしているように見えますが、実は違うのです。昔から男性を動かし、世の中を動かしているのは女性なのです。ですから、日本の中心の神様、天照大神は女性の神様なのです。
「犯罪の陰に女あり」という言葉がありますが、男を良くするも悪くするも女性の力なのです。それほどに女性の影響力は大きく、世の中を良くするも悪くするも女性次第なのです。
現在の世の中は、決して良くありません。家庭崩壊や凶悪犯罪の低年齢化など、ずいぶん世の中が乱れています。この乱れた世の中を正していくのは、これから家庭を持とうとするあなた、現在育児に追われているあなた、あなた達若い女性にかかっているのです。
では、何をしたら良いのか。それは簡単なことです。
御主人をほめて、気持ち良く働かせることです。そして子どもに、お父さんは素晴しいね。お父さんのお蔭で生活ができてうれしいねと伝えて、お父さんを尊敬させることです。
男は単純なんです。女性にほめられると一所懸命働くのです。子どもに尊敬されると、家族をしっかりと守っていくのです。
しかし現在は男女同権だからといって、御主人の悪口を子どもの前でも平気で言ってしまう。しまいには、お父さんみたいになりたくなかったら一所懸命勉強しなさい、と父親を見下げて、子どもを煽ってしまう。子どもはお母さんの言うことを正しいと思うから、お母さんと一緒になってお父さんをダメ人間として、きたない物でも見るように父親を軽べつしてしまう。そんな家庭ではお父さんの居場所がありません。心安ませるはずの家庭が、帰るのがイヤになってしまうお父さんも居るのです。
これでは、男は頑張れません。子どもも父親を尊敬しなくなります。尊敬する心が養われなくなってくると、信じられるものは自分だけということになってしまい、自分中心の心が養われてしまいます。人のことを考えられない人間となってしまうのです。父親から直接子どもへは、敬う、尊敬するという心は伝わらないのです。母親を通してしか、子どもに伝わらない仕組みになっているのです。だから母親が父親を尊敬しなければ、子どもに親を敬い、尊敬する心が伝わっていかないのです。
今の世の中が荒れているのは、人を敬う、尊敬するという心がなくなってしまったからです。人の意見を聞かず自分勝手な方向へと進んでしまうから、世の中が荒れているのです。
敬う心がなければ、神も仏もありません。父親も母親もありません。みんな自分と同じレベルにしか考えられないから、勝手なことをしてしまうのです。
荒れた世の中を直していくには、人を敬う、尊敬する心を取り戻さなければならないのです。敬う、尊敬する心からは素直な心が生まれてきます。素直な心からは、真っ直ぐに正しい方向へと進む人間をつくり上げていくことができるのです。今一度人間としての仕組みを考えてみましょう。
父親の役目は、偉大であり威厳を持つことです。母親の役目は、主人を尊敬し、子どもに父親の偉大さを伝え敬う心を持たせることです。そうすれば父親は家族のために一所懸命働き、子どもは素直に成長していきます。母親は主人と子どもの手綱をしっかりと握っていくことによって、幸せで円満な家庭を築いていけるのです。男には男の務め、女には女の務めが人間としての仕組みとしてちゃんとあるのです。それを忘れて、男と肩を並べ、力を対等にしようと頑張るところに、無理が生じてくるのです。
世の中を良くするも悪くするも女性次第です。決して男と対等にはり合うことではなく、男をほめてうまく働かせることが女性の力なのです。それで世の中は丸く納まっていくのです。
女性には男を動かす不思議な力が授かっているのです。今日から御主人を一所懸命ほめて、気持ちよくさせて、元気良く働いてもらいましょう。元気が良くなれば、不景気を乗り切る知恵も工夫もエネルギーも出てきます。家庭をしっかりと守ってくれます。
御主人の言うことに「はい」と言ってください。そうしたら子どもが敬いの心を持つようになり、立派な子どもに育っていきます。子どもは父親を好きになり、尊敬してきます。世の中がだんだん変わってきます。女の力が世の中を変えていくのです。頑張ってください、若い奥様。これからの世の中を背負っていく子ども達を、しっかりと教育していきましょう。参考:葉室頼昭著「神道
見えないものの力」春秋社

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