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宮司のいい話

No.231

かがみ

 第九代大森徳春管長が「カミの字にガ(我)を入れるとカガミになる」と話されていたことがありました。
 今、その言葉を噛み締めてみますと、古事記に天照大神が皇孫ニニギ命に三種の神器の鏡を渡す時、「吾(あ)が児、この鏡を視(み)まさむこと、まさに吾を視るがごとくすべし」と言われました。
 鏡は、天照大神様ご自身の魂であると言われたのです。
 その八咫(やた)の鏡は、神宮の御神体として内宮に斎き祀られています。
 全国のほとんどの神社で、御社殿に御神鏡が置かれています。また、神棚を買うと御神鏡がセットで売られています。
 天照大神の故事によって鏡が大切に扱われているのです。
 神の心に自分の心を合わせる事がカガミです。鏡に写る自分の顔や姿には、自分の心が現れています。悲しい心でいると悲しい顔が映し出されます。怒りの心でいると怒りの顔が写し出されます。
 鏡は偽り無く、あるがままを写し出しています。
 「うらない」という言葉があります。「うら」とは、うらやましい・うらめしい・うらさびしい、とかに使います。「うら」は心の意味です。
 「ない」は合わせるという意味です。何に心を合わせるのかと言えば、神の心に自分の心を合わせる事が「うらない」です。
 神の心と自分の心を合わせると、未来が見えてきます。過去も写し出されます。
 神の心に自分の心を合わせて、身を正し、心を正していこうとする心が信仰心です。
 神と同じ心になれば、迷いも、失敗も、挫折もありません。総てが順調に進んでいきます。順調に進まない時には、神との心のズレがあるのです。そこに気づき、改め直していくと順調に気(運気)が流れていきます。
 話は戻りますが、天照大神は「この鏡は我が魂である」と言われました。
 言い換えれば、鏡に写し出される我(ガ)の心は、神の心になって、神様も共に悲しみ、共に怒り、共に喜んでおられるのです。
 自分の苦痛は自分だけでは無く、神様も共に苦しんでおられるのです。
 自分が喜べば、神様も共に喜んでくださるのです。
 神様にご心配をかけないように、神様の御心に沿うように努力し、行いを正していくことを教えてくださるのが「カガミ」です。
 大森管長をはじめ、多くの先人達の教えが、文字や言葉となって残してくださっています。
 我々はその教えを一つ一つ噛み締め、後進の者達への道しるべとなるよう、先人の教えを咀嚼(そしゃく)して、今の時代に伝えていきたいと考えています。

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