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宮司のいい話

No.230

先ず動く

 迷ったり、壁にぶつかったり、二進も三進も行かなくなる時があります。何をやってもうまく行かない時もあります。そんな時は、ついつい悩み苦しんでしまいます。元気も無くなり、活動が止まってしまいます。しかし、人間や動物は動かなければならないように出来ています。
 ですから、思い悩んでしまうより、先ず動くのです。今何ができるか、今出来ることを探して動くのです。何も思いつかなければ、掃除を一生懸命すれば良いのです。何でも良いから、前向きな活動をしていると、何かの結果が出て来ます。思い悩んでばかりいて、行動を取らなければ、悪い状態のまま何も変わりません。先ずは動いてみるのです。人が動いて「働く」という字になります。
 「はたらく」とは、はたを楽にする。つまり、自分の周りの人を楽にさせる、という解釈も有ります。楽は、楽しいとも読みます。自分の周りの人を楽しくさせる。喜ばせる。女性を喜ばせると「嬉しい」という字になります。
 日本の中心的な神様は天照大神です。天照大神は女神です。女神に喜んでいただけるように働くのです。
 女性は女性ですので、女性を喜ばせるのは必然的に男性が働かなければなりません。
 その為に、男性の体は女性よりも頑丈に出来ています。女性の体は男性よりも華奢に出来ています。その分、繊細な配慮が出来ますし、男性よりも耐え忍ぶ力が増しています。
 その特質を持って女性は、働く男性への手助けをします。男性は女性の配慮を受けて一生懸命働くのです。
 男性、女性それぞれの特性を活かすことによって、家庭が円満となっていくのです。
 現在、家庭が円満でないと思われる方は、男性、女性の特質を充分に発揮していないからです。
 男性はただ働けば良いのではなく、女性を嬉しくさせる為に働かなければなりません。女性が嬉しく感じられないから、夫婦仲が悪くなり、家庭が円満とならないのです。
 反面、女性は繊細な配慮によって、男性を心遣い、男性を気持ちよくさせて、働かさせなければなりません。
 女性は男性よりも耐え忍ぶ力が優れています。何故、優れているのか。それは、男性と対等になる事ではなく、女性が一歩耐え忍んで、男性を持ち上げることの力なのです。その結果、男性の働きによって、女性が幸せになれるのです。女性を幸せにする為に男性は働くのです。日本の社会は、男尊女卑と思われている面がありますが、その実は女性が男性を動かしているのです。女性が中心となっている世の中だからこそ、日本の中心的神様、天照大神は女性神なのです。
 先ず動くことによって働きとなり、働きによって、物事が好転していくのです。
 くよくよ考えるよりも、先ず動く事です。
 二宮尊徳が詠んだ歌に「この秋は 雨か嵐か知らねども 今日のつとめに田草取るなり」
 分からない先の事を、くよくよ考え悩むより、今できる事を一生懸命にやる。

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