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宮司のいい話

No.151

人生を良くする秘訣

人生の幸・不幸は、その人の寿命が終結する寸前でなければ分らないといいます。
今、自分は幸せだなーと思っていたとしても、その幸せが死ぬまで続くかどうかは、誰にも分かりません。
今、自分に運がなく不幸を感じていたとしても、この先どのように展開していくかは誰にも分からないのです。
人もうらやむ地位や財産を持ち、幸せそうに見える人でも心の中では不幸を感じている人がいます。
体が不自由であったり、貧しい生活をしていても、喜びと感謝を持って生活している人もいるのです。
人生の善し悪しは、その人の心が決めるものです。いくら満たされた生活をしていても、感謝の心がなければ喜びの心はわき出てきません。
自分の人生を良く変えたいと思うなら、何を良くしたいのか、自分の何が悪いのかをよく認識し、自分の求める方向をよく知ることです。すると目的と反省がはっきりとしてきます。ただ漠然と“何かいいことないかなー”というような気持ちでは、目的がないので何も変わりません。
目的に向かって努力をしたなら、必ず成果が現れて来ます。
人は皆神の子であり、生まれた時は、神の清らかな心を持って生まれて来ているのです。ですから、環境や目先の欲望に左右されず、本来の神から頂いた清らかな心を持ち続けたなら、人生の迷いとか、不満とか、失望とか、ねたみ等はわき出てこないのです。
自分勝手な、自分を中心とする考えが、神から戴いた清らかな心に曇りを生じさせるのです。自分本位のわがままや心の迷いによって離れられない執念を取り除いた時こそ、すべてが明るく開けてくるのです。
清らかな心を曇らせないためにはどうしたらよいのでしょう。人間には喜怒哀楽等の様々な感情があります。その時その時に感情が現れてくることは自然なことです。しかし、いつまでも心に悪い思いを留めて置かないことが大切なのです。
いつまでもイヤなことを心に留めて置くと、気が重くなり、やがては体を壊してしまいます。自分の気持ちを心の安らぐ方向へと切り替えていくのです。我慢をしたのではやがて爆発してしまいます。合理的な解消で心を切り替えていかなければなりません。
例えば、高いところに柿がなっており、どうしても取ることができない。ならば、いつまでも欲しいと思わず、“あの柿はどうせ取ったって渋柿で美味くないんだ”と諦めたならば、後に心は残りません。
又、イヤな人がいれば、“あの人はああいう性格なんだ可哀想に。自分も同じ土俵に立ったのでは同じレベルになってしまう。気にするのはよそう”と思えば腹立たしい気持ちも納まるでしょう。
心の切り替えによって、後に残さない心になると、物事にこだわらない心となります。こだわりのない心になると、物事の道理が分かり、我欲がだんだん少なくなってきます。私利私欲が少なくなると、感謝の心が出てきます。感謝の心からは、心の優しさ、思いやりが出てきます。心の優しさ、思いやりが出てくると回りの人の心が変わってきます。回りの人の心が変わってくると、自分の運勢が変わり、運命が変わってきます。
自分が変わればすべてが変わるのです。
人生を良くする秘訣は、心にいつまでも悪い思いを留めて置かず、感謝の心ですべてを良い方へと割り切っていくことです。そして明るく生きていくことです。

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